大手ゼネコンからUターン、現場の司令塔に
舗装部工事課長
樋口 勝紀 Masaki Higuchi
一級土木施工管理技士、一級舗装施工管理技術者
私は、主にアスファルト舗装工事の現場監督をしています。舗装工事にも道路舗装や橋梁舗装、駐車場舗装などの種類があり、小規模工事から長期に渡る大規模工事まであります。そのようなさまざまな現場において、責任者として「現場監督」の私たちが工事全体を把握し、施工の管理をしています。
各現場には仮設事務所が置かれ、現場監督はいわばその「長」。発注者との打ち合わせはもちろん、工事の施工計画の立案から、測量、どの機械やどんな材料を使うのかなど資機材発注、安全管理などを担当し、予算内でマネジメントしていきます。いわば工事に関わる「ヒト・モノ、カネ」の管理を準備から完成までコントロールする、やりがいのある仕事といえます。
故郷の力になりたい
幼いころから野球が好きで、甲子園を目指して甲府工高へ進学。その後、名城大理工学部土木工学科に進み東京の大手ゼネコンに入社し、地方の仕事に従事してきました。こうした中、どうせ働くのなら山梨のために頑張りたいとUターンを考えるようになり、2006年に昭和建設に入社。今年で15年が経ちました。
他社を見てきたからこそ言えることでしょうが、弊社の魅力はアットホームな会社であるということです。社内では担当現場が違う監督同士での交流もあり、気軽に話せるのはもちろん、困ったことがあった際も相談できる環境にあります。
苦労は買ってでも
最初は覚えることが多く、混乱することもあるでしょうが、まずは失敗を恐れずに場数を踏むことです。独り立ちできるようになれば自分のペースで現場を動かすことができます。責任が重い半面、やりがいはその何倍も大きくなります。年齢を重ねた後に何も知らずに苦しむより、苦労は若いうちに買ってでもすることでおのずと進む道が見えてくるのではないでしょうか。